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宮沢りえ「20ans.」

加護亜依は事務所から追放された。おかしなもので、会社は彼女を一度たりとも守ってはあげなかった。矢口真理や村上愛のときに感じたことは、今はっきりと疑問だと言うことができる。つまり、一体彼らはなぜ、自分たちの商品を守ろうとせずペナルティを課すことばかりを考えているのだろうか。僕にはわからない。

本来、彼らにとって彼女たちは売り物である。それは分かっていると思いたい。しかし呆れたもので、彼らは彼女たちの断罪人としてしか働こうとしていない。タレントを管理することができない自分たちを棚に上げるために、タレント自身に全責任を負わせているのだ。それは間違っている。アイドルとは虚像であり実際のところ人間なので、その枠からはみ出した行動を取ろうともするのが当たり前である。それが華やかな舞台の上に漏れ聞こえないようにするのが会社の役割である。アイドルとして恥ずべき様をとった者を首にするのが仕事ではないのである。

今や会社は、加護亜依に関する一連の騒動は彼女自身の過失でしかないと思わせようとしている。ひどいものだ。彼女が実生活で誰と付き合おうが、喫煙をしようが、アイドルという虚業においてはそんなことはどうでもいいのである。そして、それを写真に何度も撮られるような状況を生んだのは間違いなく彼女だけの過失ではない。むしろ商品を送り出す者の責任である。いま僕が加護亜依にしてあげられることはないだろうか。何一つない。この文章を書くことだけができる。

さて宮沢りえの「20ans.」である。先日近所の魚がうまい居酒屋に行ったらこのアルバムの「赤い花」に似た曲がかかっていて、誰のバージョンであろうかと思ったがそれがホブルディーズのオリジナルであった。大変よくできた曲だが、オリジナルはホブルディーズだけあって宮沢りえよりずっとカントリー調が強い。しかし、今聴き返してみると宮沢りえの方もトラックだけを聴けばごく普通にカントリー調である。ではこの無国籍感は、やはり宮沢りえのボーカルの力によるものが大きいと考えるべきであろう。もともと東洋的なメロディだが、宮沢りえの澄んだ声質とトラックのカントリー調と相まって、より一層に異国情緒をかき立てられる。そのかいあって歌詞に歌われる「見知らぬ国の旅行団」の不思議さも際だっている。とてもいいカバーで、これを企画した人はいいセンスだなあと思った。

このアルバムはベストアルバムだが、しかしとてもいい。「赤い花」以外の曲も、簡単に言うと最高である。宮沢りえのパフォーマンスもよいが、最も面白いのは若かった宮沢りえに対するプロデュース陣の熱意である。当時彼女はクリエイターがこぞって起用したがる一つのアイコンだったのだ。彼女をどんなものとして見せたがっているのか、それぞれの作り手の意図がひしひしと伝わってくるのが、作り込まれたものを観賞するのが好きな僕には大変楽しい。

後に宮沢りえは残念なことになったが、しかし彼女は戻ってきた。彼女はクリエイターのためのアイコンではあったが、アイコンになるだけの力があることは前提だったのだ。だから彼女は一人で戻ってこれた。恐るべき精神力である。

僕は今、加護亜依も必ず宮沢りえのようにして我々の前に戻ってくるはずだ、と書いてこの文章を締めようとしたが、残念ながらそう書くことはできなかった。そんなことを彼女に強いるのは、もう、あんまりかわいそうである。今や僕は、彼女は確かに素晴らしかったと言うことしかできない。

2007.03.27 | | コメント(4) | トラックバック(1) | [音楽

コメント

もしブログで収入を得る為に
ブログを書いているならすごいサイトが有りますよ

一回見に来て見てね

ブログマスター

2007-03-27 火 07:08:16 | | ブログマスター #- [ 編集]

はじめまして!!

私の芸能専門サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。
また遊びに来させていただきます。
お時間のあるときに私のブログにも遊びに
来ていただけたらとても嬉しいです。
紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/infotop62777/archives/50064050.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^

2007-03-27 火 07:37:21 | | 熊田 #- [ 編集]

ブログマスターさん、コメントありがとうございます!

> もしブログで収入を得る為に
> ブログを書いているなら

ブログでお金を儲けたいとはこれっぽっちも思いません!ごめんなさい!

2007-03-29 木 20:20:14 | | ソメル #- [ 編集]

熊田さんも、コメントどうもありがとうございます!
トラックバックなどが発達した時代に、このようにリンク報告がいただけるというのも不思議な気持ちです。というか、トラックバックってなんだかあんまり積極的に使われたりしないのだ、ということが、ブログをやってみて分かり、面白かったです。関係ないお話でごめんなさい。ともあれ、ご丁寧にありがとうございました。

2007-03-29 木 20:21:52 | | ソメル #- [ 編集]

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2007-03-26

昨日、とても軽やかな気分で、プロフィール欄に「加護ちゃん、なんとかふんばれ」と書いて出掛けた。夜家に帰ってみると、加護ちゃんが解雇されていた。正直、言葉がないし、文章を書く心理状態ではなくない。とくに加護亜依のファンであったことはないが、しかし、なんと

2007.04.02 | 七里の鼻の小皺

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